NPO法人鉄輪ゆけむり倶楽部

鉄輪ゆけむり倶楽部

湯治場の情緒あふれる鉄輪をボランティアガイドが案内します。鉄輪の路地裏を歩けば、「地獄蒸し釜」あり、屋台あり、古い湯治場の跡あり。まさに「地獄」の中で生きる庶民の知恵がそこにあります。参加者にはうれしい差し入れもあり。一緒に歩いてみませんか。

鉄輪の歴史

鉄輪温泉ってどんなとこ?

鉄輪温泉は、別府八湯(堀田・観海寺・別府・浜脇・明礬・柴石・亀川)の中でも、特に温泉情緒が溢れる地域です。町中に「地獄(泉源)」があり、「鉄輪むし湯」をはじめ特徴のある共同浴場が点在します。落ち着いた町並みや、路地の先にたなびく湯けむり、暖をとる猫?・・・。温泉が当たり前に溶け込んだ風景が、鉄輪温泉の魅力です。

鉄輪の湯けむりの写真

鉄輪の歴史

「豊後国風土記」に、地獄と思われる、「玖部理湯の井(くべりゆのい)」が、河直山(かなおやま)の東側にあったと記されています。 この河直山は、鉄輪山とされ、別府温泉の歴史の長さがうかがえます。 湯治場としては、鎌倉時代の僧侶、一遍上人が開祖といわれています。 布教の旅に出た一遍上人が、この鉄輪を訪れ、荒れ狂う地獄を鎮め「むし湯」のほか「熱の湯」「渋の湯」など、今も人々に愛される温泉を作ったとされています。 江戸時代頃から湯治場として徐々に知れ渡り、近代の別府の繁栄とともに発展しました。